ゆるり家の日常 第11幕
ゆるりです。
今日は我が家のお話。
リラックスして書くので、リラックスしてお読みください。
尚、文体もリラックスいたしますので、
失礼がありましたらスミマセン。
内容は私個人の考え、感想、経験ですので、
参考になるかは???
また、誤りがあったとしても、関係者、及び、
仲間に責任はございません。
いろいろなところ、ご容赦ください。
~レビーな不思議ちゃん③~
昨日の記事を書いたあと、これを書かねばと過去の日記をとりだした。
そう
『フリーズ』
諸先輩方が使用していた、仲間内の言葉。
パーキンソン病の筋固縮や無動にあたるのかなって思う。
意識は現在にあるのに、動かない。
話しかけると反応はするのに、動けない。
脳の「動け」という命令が、体の神経に伝達できない。
そんな感じ。
ピタッと動きが止まる。
義父は数回あった。
「もしかして…」と、思っていた行動が、bossに出会い確認したところ、みなさんが感じていて名づけたものと一緒とわかり、「やっぱり!」と(hさんの言葉で言う)‘腑に落ちた’わけ。
まずは、その状態のときのお話。
(mixyで日記書いていたときのを編集・転写)
昨年4月。
起床はまぁ普通。
声をかけると目を開けたので、
「おはよう」というと「おはよう」と返してくる。
その後、体温と血圧をはかる。
時間はかかるが眠そうな様子はみられない。
立ち上がりも割とスムーズ。
ぼーっとしているのはいつものこと…
と思っていたらトイレの後、目をつむっていて反応が遅い。
入れ歯をいれようとしても口を開けてくれない。
歯を食いしばっている感じ。
何とか開けさせ装着。
なんか機嫌を損ねるようなことしたかなぁと考えていた。
今思えば、動かせなかったのだろう
そのあとの着替えもそこそこに、水分補給。
うつむいてしまって飲めないので、ストローで飲んでもらう。
声掛けでなんとか飲みきり、朝食をだしたら…
目をつむって、両手をテーブルについて、うつむいて動かない…
何度も何度も
『起きて、食べて』という私。
そのたび
「ああ」と返事はするのに動かない。
10分ほどして、いつもと違うことに気付く。
気付くのが遅いって…
『お義父さん?』
「うん」
『眠いの?』
「いや…」
『…もしかして動けないの?』
「うん」
あいやー
忘れてた。フリーズだ。
意識はあるのに、動けない。
動きたいのに、動けない
久しぶりで、すっかり忘れてた
デイのお迎え時間まであと30分。
どうしよう…。とりあえず…。
ご飯食べさせてみた
全介助だ。嚥下に問題はない様子。
「うまい」
うつむいて微動だにしないのに、もぐもぐとよく動く口。
「食べたかったんだよー」
目をつむったままフフッツと笑う
『そっかーごめんねぇ。動けなかったのに食べろってうるさかったね』
せっせと、でも慌てないように介助。
10分くらいして、右手がピクリと動き、指をゆっくりニギニギしはじめた。
『おー動けそうだね。大丈夫かな?』
その後1分くらいで、メデューサの魔法が解けたかのように、動きはじめる。
『薬飲むよー』
「おう」
すんなり口を開け、コップから水をごくごく飲む。
『そろそろお迎えがくるから、ズボンはいて』
「そうか」
すっと立ち上がり、ちゃんと片足立ちもできる。
靴も一人で履いて、階段を下りる。
お迎えのスタッフに片手をあげて、満面の笑み。
別人だ
元気にお出かけしていった
意識はあって受け答えはちゃんとするが、体は前傾でうつむいて目をつむって微動だにしなかった。
反応にぶいなと思っていたら、
突然、全身動けなくなってて、解けると何事もなかったかのように動きはじめる。
まるで、パントマイムの人が演じているかのよう。
電池が突然切れたかのよう。
スイッチがOFFになる。
わかりますかね?
寝ているわけでもなく、わざとでもなく、本人の意思に反して動くことができない。
たぶん、そんな感じ。
不思議。
義父は座っている時ばかりだったけど、立ったままフリーズされる方も。
体が硬くなっているので、外部からも動かすことはできない。
ただ、こちらも10分~30分ほどで解けるから、傍にいて安心させる。
少なくても同じ部屋にいる。
手をにぎって、横でテレビを見ていたりしていた。
突然、体が動かなくなるって、恐怖だと思ったから。
でも最近はないな。
昨年の夏ぐらいから、パーキンソンの薬を飲み始めたからからかな?って思っていたりもする。
それにしても、片足立ち…できたんだな~って、入院はやっぱり痛手だったな~って思った。
パーキンソニズムがほとんどない人だったから、油断したんだよね。
自分で食べていたし。歩いていたし。
今更だけど…。
今は違う意味で別人だ。