ゆるり家の日常 第28幕
ゆるりです。
今日は我が家のお話。
リラックスして書くので、リラックスしてお読みください。
尚、文体もリラックスいたしますので、
失礼がありましたらスミマセン。
内容は私個人の考え、感想、経験ですので、
参考になるかは???
また、誤りがあったとしても、関係者、
及び、仲間に責任はございません。
いろいろなところ、ご容赦ください。
~レビーな不思議ちゃん ④~
精神的にカリカリしているということではない。
義父は頻度と時間に差はあれど、毎日やっている。
我が家では「幻視の糸」「空気の食べ物」と並んで日常である。
「モノ」を指で引っ掻くのだ。
例えば、テーブルの木目。お皿の模様。タオルの文字。洋服の裾、ボタン、チャック。クッション。カバン。床。などなど。
何がきっかけかさっぱりわからない。
必ず同じものという訳でもなく、ふと気付くとやっている。
シールを剥がしているようといえば、わかりやすいかな。
単純にみれば固執、執着なんだろうな。あっ幻視でもあるのか。
柄が何かに見え、さらに柄がどうにかなっている様子。だけど、どんな柄でもという訳ではない。
さらに、柄でもないような気がつかないような模様だったりもする。
なるべく柄のないものを選んでみたりもしたが、家中から柄を無くすことはできないし、何より真っ白なお皿もカリカリするから、好きにしてくれって感じ
床の木目なんて変えようがないもの。
ものすごい集中力で無言で、姿勢も変えずに引っ掻いている。
カリカリカリカリ…
爪が痛むほどの力ではないから、基本は好きにさせていた。ひとり遊びのようなものだと。
やりはじめたら、他のことには目もくれず、ひたすらカリカリ。
あと、似たようなので洋服とかタオルとかの布を指先で擦る?握る?触る?例にするなら、染みがついちゃったので、気になって無意識に触っているようとでもいうのかな。コショコショと触っている。
「何しているの?」一応聞いてみると、ムニャムニャと答えてくれるときもあったけど、どんなに言葉をかけても、やめることはなかったから、指先の運動だと思って諦めた。
手を握ってやめさせても抵抗はしなかったけど、離すと再開する。
触っているモノを隠しても、他のものでカリカリ続けるからその時間はお手上げだ。
でも満足するのか飽きたのか、フト手を休めたタイミングで声をかけると、再開はすることは少ないかな。
「お疲れ様、疲れたでしょう。一休みしようか」
面白いのは、目を瞑っている時もあること。
寝ているのかと思ったら、指先だけ動いているのだ。摩訶不思議。
でも、背中を丸めて、うなだれて、指先をテーブルにカリカリしているのを見ると、いじけているように見える。
「やだわ~いじめたみたいじゃない」と思ったりもしたけど、外ではあまりやらなかったな。
刺激が多いからかな。家の中の楽しみなんて意外と少ないから。
退屈しのぎ?
テレビも新聞も見なくなって、話し相手が私だけじゃ限界があるよね。
そうね、何かほかの事をしている時にはやってないか。
カリカリがいいか悪いかはわからないけど、義父はそれで精神状態に変化はなかったように思う。
だから気にしないことにしたのだ。
あんまり一個一個の行動に理由や意味を探そうと頑張っても疲れちゃうからね。
一日中やっているわけじゃないし、問題ないようならスル~しちゃえ
単なるクセなのだよと。
これって、レビーだけじゃないような話も聞いたけど、どうなんだろう。
お皿の模様がおかずに見えてとか、どちらかというと錯視のほうのカリカリじゃないのかなあ…。