おしゃべり会にいつも遠いところから参加してくださっていた
まこさんのお母様が亡くなりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
お母様もお父様もがんばりましたが、なんといってもまこさんが
努力を惜しまなかったという、その姿が、私たちの心に
大きく残っています。
できることをできるときにできるだけ。
これはゆるゆるとした考え方のようでもあり、
その時、精一杯、力をふりしぼってがんばる、ということとも
言えます。
最初からできない、と思うより、できそうなことを
できるだけやってみる。
できなかったら、それはいい。
レビーの家族は、いろんな場面で理不尽なことに
遭遇する割合が高いのではと思います。
その理不尽を、心の中で押さえるか、震えながらでも
口に出し、レビーである家族のためにやってみるか。
それも、やっぱり
できるときにできることをできるだけ。
なのでしょう。
お空の上のレビーおしゃべり会、
きっと準備もすんで、まこさんのお母様の席にはお花がいっぱい。
笑顔の人たちが、待ってることでしょう。
「あのときは、こうしてもらいたかったなあ」
「でも精一杯やってくれましたよ」
「とにかく、楽しい妻だったんで、よかった」
とか話してそう。
レビー家族は医師でもないし(医師もいるかもしれません)、
訓練されているわけでもない(画像診断など)のに、専門書やいろんな本を読んだから、ネットで論文を見つけたからとすぐにそれを真実と
考えてしまうところがありますが、
究極の神経難病の理論など、判断できるわけではありません。
付け焼き刃の議論で「思い込み」を作るより、まずは家族や周囲はしっかり観察することを優先し、ご本人の代弁者として医師に伝えることが
大事だと、私は思います。
三寒四温のこの季節、変調が出やすくなります。
みなさまお大事に。
(まこさんのお話は、
「認知症は治せる」(河野和彦)マキノ出版に登場しています。)
by boss