最近、認知症関連の情報サイトでも「レビー小体型認知症」を取り上げて、説明しているところも増えました。でも。。。
レビー小体型認知症を医師に聞く、というような情報も増えて、レビーって
どんな病気?ということは、おおざっぱに伝わるようになりました。
怖い病気ねえというのも少し、減ったような感じもします。
レビー小体型認知症が知れ渡ることはうれしいことですが。。。
実は、その治療やケアについては、そのサイトで、説明している医師の見解
で話されているので、偏りはいなめません。
医師は24時間患者と過ごしているわけではありません。
医師にも家族にも、
患者さんが何を思っているのか、まず、知ってもらいたい!!
レビー小体型認知症は、認知症ではあるけれど、また脳のダメージによっては
記憶障害の強い患者さんも存在するけれど、
記憶障害、認知機能障害はそれほど強く現れないのがレビー。。。
だということです。
言いたいけど伝えられない、いっぱい考えているけど声はでない、
数分後、1時間後に自分の意見を言うかもしれない、、のが
レビーなんです。
せん妄にだって、幻視にだって、理由は存在する。
これは命が消える日まで続きます。
ほとんどの医師がもう無理でしょうという状況から
奇跡の復活をしとげるのも、レビー。
もちろん個人差があるので、決めつけられませんが。
自分の意志でもケアでもどうにもならない、身体症状に振り回される、
処方された薬を真面目に続けて、命を削ることになる、
だけど、薬の微調整と、適切なケアがあれば、
穏やかに人生をまっとうできるのです。
医師にも医師を志したときの気持ちに戻って、じっくりレビー患者と向き合ってほしいです。
家族も対処を理解していれば、レビーを知らない医師とであっても
いっしょに向き合えるはず。
認知症だから、判断できませんから、と初めから決めつけている
人が語るレビー、違いますよと言いたいです。
家族は家族の命を守りたい、その気持ちだけです。
認知症、、がひっかかり、ひとくくりにされるなら、
いっそのこと、「小阪病」と言い換えてもいいのではと思うこのごろです。