9月にエーザイのアリセプトがレビー小体型認知症の治療薬として承認されました。
おしゃべり会に集まる方々の中では、アリセプトは始めは劇的に効くけれども、その後の増量投与で副作用が出てくるケースが一番多く見られます。しかし、アリセプト10mg投与で、QOLが持続できる方もいますし、様々な認知症治療薬を試した後、アリセプトが適合したという方もいます。また、複数のレビーの方を見ている施設の方からは、薬剤は個々反応が異なるから、アリセプトが適合する方もいれば、適合しない方もいると、私たち家族と同じ見解のお話を伺っています。
今、知ってていただきたいのは、レビーの【薬剤過敏】を忘れてはいけないということです。「抗精神薬」に対してだけの薬剤過敏ではありません。
「薬剤過敏」という重要な症状が、「承認」の陰に隠されている危険な現状があるので、家族としては、やはり伝えておきたいと思いました。
薬にすべてを託すことはできません。薬の効能はしっかり把握しておきましょう。
アリセプトは上手に使うことでレビーの方の大きな力になります。
[エーザイ<レビー小体型認知症へのアリセプトの効果と副作用>]
http://www.aricept.jp/about/lewy/pdf/ART1550ASG.pdf
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